コロナによる自粛が続いております。
家を出ることが出来ない地域の子供たちのためにオンラインのゲーム大会を開催したので、そのノウハウや気付きをシェアしたいと思います。
この記事を見て、子どもたちのために一肌脱ぐかー!という大人が出ることを祈って。
大会概要
マインクラフトのサイトなのに、開催したのは任天堂SwitchのスマブラSPオンライン大会です。
ほんとすいません(゚∀゚)
プレイルールは特に設けず、わいわい楽しむことを優先しました。
ただ、大人にはダメージ60%スタートというえげつないハンデを設けております。
Zoomでプレイヤーがつながり、スマブラ上ではルームを設けてそこに全員集まります。
で、対戦してる2人を他のメンバーが全員で見守るという形です。
広報・告知
私の時は地元の少人数開催だったので、イベントページだけはFacebookに作成し、あとは声かけのみで集めました。
大きい大会にしたいときはPeatixなどのイベント告知サービス、Facebookのイベント掲示板、Web広告などの手法をとることになると思います。
イベントページのリンクを貼っておきます。
大会当日の動画もこちらに公開しておりますので、よろしければご覧下さい。
システム解説
本当にちょこっとオンラインのゲーム大会を開催するだけであれば、Zoomでプレイヤーが繋がって、ゲームそのものはオンライン対戦を行えば良いだけなのでなんとかなると思います。
難しいのは大会をオンライン配信したいとか、対戦の様子を他の大会参加プレイヤーも見れるようにしたいとかいう部分かなと思います。
ざっくりした解説図は以下のようになります。
参加者はZoom会議で繋がるので、参加者の親がZoomに接続してあげる必要があります。
また、今回のスマブラの場合はオンライン対戦に任天堂オンラインアカウントの取得も必要だったので、親御さんに事前フォローを行いました。(任天堂オンラインアカウントは7日間の無料枠あり)
主催者側は、まずZoomの月2000円の有料プランに入る必要があります。
40分以内に試合を済ませるのであれば無料プランでいけると思いますが、さすがにそれは厳しいと思います。
ゲーム画面をPCに取り込むときは、キャプチャーボードというものを使います。
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下の画像のように、ゲーム機の画像をパソコンに取り込みつつ、テレビ画面にも表示させることができます。

Zoomにキャプチャーボードの画像を表示するときは、Zoom左下の「ビデオの停止」横のプルダウンを押下すると表示させるデバイスを選択できるので、お持ちのキャプチャーボードの名前を選択します。

ゲーム画面をキャプチャするシステム担当者は、必ず対戦を観戦できるような立ち位置でゲームに参戦してください。
スマブラであれば、観戦席に必ず着席。
フォートナイトであれば、参加してすぐ降りてあえて殺されるとか。

Zoomをライブ配信する場合は、先にZoomのサイトにて、設定から「ミーティングのライブストリームを許可」を有効にします。
それからZoomを立ち上げると、「詳細」項目からライブ配信先を選べるようになっています。
YoutubeやFacebookライブから配信ができます。
(ライブ配信先のアカウント開設や配信設定は先に行っておいてください。
また、Zoom側で配信開始した後に、ライブ配信先で更に配信開始をする必要があります。)
ゲーム画面や参加者の音声・画面がZoom会議上に入っていることを確認してください。
ゲーム画面は左右対称に映りますが、配信先やZoom参加者からは正常に見えているのでご安心ください。
あとはひたすらZoomでのカメラワークに徹します。
ゲーム画面を基本として、戦っている子をクローズアップしたり、全員が映るモードにしたり。
対戦中は暇かと思いきや意外と忙しいので、頑張ってください。
参加者の様子
大人も子どもも全力で楽しんでくれて、かなり盛り上がりました。


普段子どもは全力で遊ぶ大人と触れ合うことはあまりないですよね。
子どもにとっても大人にとってもよい経験になったのではないかなと思います
実際の大会の動画は本記事序盤のイベントページからご覧ください。
アフターフォロー
協力者へのお礼や大会レポなど。
それ以外に、賞状を作ったら予想以上に喜んでもらえました。
オンライン開催なのでもちろんデータで渡すしかなかったのですが、それでも喜んでもらえたようなので、さくっと作れる方はぜひ賞状の作成もご検討ください。

所感など
システム担当(私)より
- 全員が同じ対戦ルームにいたために、対戦の切り替えはスムーズだった。
- 人数によってトーナメントにするか総当たりにするかはあらかじめ決めておいて、なおかつそのための表も事前に作っておいた方がよい。(今回は7人総当たり戦で2時間かかりました。)
- スマブラについては8人(ルームの上限人数)までが良い。それ以上はブロック制とし、それぞれのブロックにシステム屋とファシリが必要。
ファシリ担当(共同開催者)より
- 自分の番でないときに試合を見ていない子がいたが、上手な人を見て学ぶ必要があると感じる。
- 子どもが途中から実況を担ってくれたのがよかった。大人が本気で楽しんでいることが伝播したのではないか。
それぞれができることを
医療関係者でもないし、インフラ系でもないし、今回のコロナで私は社会に対して無力さを感じておりました。
しかし、私でもゲーム大会の開催はできるし、こうやってやり方を伝えることもできます。
小さなことでもそれぞれができることをやっていって、この局面を乗り越えていけたらいいなと思います。